当院の院長は東京医科歯科大学大学院の総入れ歯を専門とするコースに在籍し、補綴学(ほてつがく)講座で歯学博士の学位を取得しています。「補綴学」とは、入れ歯や被せ物、噛み合わせなどを研究する分野のことです。院長はその中でも特に総入れ歯の治療について研究しながら、これまで300症例以上(※)の入れ歯治療を手がけてまいりました。
お口にフィットして噛みやすく、痛みの少ない外れにくい入れ歯を作るには、治療過程での「精密な型取り」や「噛み合わせの分析」が不可欠です。そしてこのような技術の習得には、長年の経験の積み重ねと技術の習得が必要であり、歯科医師なら誰でもできるというわけではありません。
補綴学講座に在籍していた時期までを含めると、院長の入れ歯治療の経験は16年以上(※)にわたります。その豊富な経験を活かし、保険治療か自費治療かにかかわらず、快適にお使いいただける入れ歯をお作りいたします。
院長は大学院に在籍していた当時、教授をされていた早川 巌 歯科医師に師事して総入れ歯の治療を学びました。早川歯科医師は東京医科歯科大学の全部床義歯補綴学分野教授(総入れ歯治療の教授)を務められ、著書が医療先進国アメリカの歯科大学で総義歯の教科書として採用されたこともある「入れ歯の神さま」と呼ばれた人物です。
南林間ひまわり歯科では、その早川歯科医師から伝授された技術をもとに、一つひとつの入れ歯を丁寧にお作りしています。今お使いの入れ歯が合わない、噛みにくい、ガタつく、落ちるといったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
入れ歯が合わない原因の多くは、入れ歯の内面(床と言います)と、入れ歯を支える歯ぐきの間に隙間ができているためです。入れ歯は吸盤と同じ仕組みで歯ぐきに固定されるため、隙間があるとしっかりと吸着せずにガタついたり外れたりしやすく、痛みも出やすくなります。
お口の粘膜との間に隙間のない入れ歯を作るためには、歯ぐきの状態を見極めることが重要です。歯ぐきを押したときの弾力や抵抗の具合によって、入れ歯が吸着しやすい人としにくい人がおり、大きく個人差がでます。
そこで当院では、実際に歯ぐきの部分を触った感触により以下のようなことを診断しています。
この検査を「触診(しょくしん)」と呼びますが、微妙な感触で診断する「触診」を行うには、長年の経験と豊富な実績がものを言います。総入れ歯治療の研究で歯学博士の学位を取得し、16年以上(※)の入れ歯治療経験のある当院の院長だからこそ、触診での診断が可能になります。
この診断結果に応じて、患者さま一人ひとりの歯ぐきの状態に合った入れ歯をご提案できるので、当院でお作りする入れ歯は痛みが出にくく、そして噛みやすいのです。
※2019年現在
入れ歯の治療で難しいのは、患者さまの本来の噛み合わせの位置をきちんと把握して、それを入れ歯で再現することです。当院では噛みやすい入れ歯を実現するために、精密な型取りと綿密な分析に徹底的にこだわっています。
型取りの際は、患者さま一人ひとりに「個人トレー」と呼ばれる専用の道具をオーダーメイドでご用意。そしてシリコン製の特別な型取り材を使って、丁寧に型取りを行います。
また噛み合わせの位置を把握するために、「ゴシックアーチ検査」というあごの位置や動きを調べる検査も実施。十分な時間をかけて型取りや検査を行うことで、お口の中で違和感の少ない、噛みやすい歯をお作りできるのです。
当院では本番の入れ歯を製作する前に、まず「リハビリ用の入れ歯」をお作りしています。
なぜなら、噛み合わせがズレた状態のままで入れ歯を作ってしまうと、噛みにくい、痛みが出る、外れやすいといった、ますますお口に合わない入れ歯ができてしまうためです。
そこで「リハビリ用の入れ歯」をしばらく使っていただいて、噛み合わせのズレが解消されてから本番の入れ歯を作製するようにしています。
また、入れ歯を使用することになかなか慣れることができないという患者さまにも、入れ歯に慣れるための「リハビリ用の入れ歯」をお作りすることがあります。
保険治療の範囲内で作製する入れ歯に用いられるのは、「レジン」というプラスチック素材で、このレジンには変色や変形しやすいという特徴があります。そのためレジンで作られた入れ歯を長年お口の中に装着していると、水を吸ったり色素がしみこんだりして見た目が悪くなってしまったり、変形してお口に合わなくなるケースが少なくありません。
当院でご提供している「超精密義歯」は、自然な見た目で入れ歯とわかりにくい、長年使っても劣化や変形が少ない、おせんべいやリンゴなども丸かじりできるほど噛める、といった多くのメリットがあります。自費治療で作るため、保険治療よりも費用はかかりますが、体の一部として機能する入れ歯として長い目でみれば、決して高い治療ではないと思います。
また、当院が実際に入れ歯の製作を依頼しているのは「近藤義歯研究所」という歯科技工所です。こちらには、「ワールドBPSデンチャーコンテスト」という入れ歯製作のワールドカップとも言える大会で入賞を果たした歯科技工士が2名在籍しています。
信頼できる技術を持った歯科技工所と密に連絡を取りながら、入れ歯の作製を進めていきますので、より精密で快適な入れ歯をお作りできるのです。
当院の院長は、総入れ歯の治療を専門に学んだ全国でも数少ない歯科医師です。前述のとおり、東京医科歯科大学の大学院では、総入れ歯を専門に扱うコースに在籍し、「全部床義歯補綴学講座(ほてつがくこうざ)」という総入れ歯専門に治療と研究を行う分野で、歯学博士の学位も取得しております。
入れ歯は「義歯」とも呼ばれ、手を失った人が使う「義手」、足を失った人が使う「義足」と同じく、身体の一部として機能する人工臓器に等しいものです。
義手や義足に比べて簡単な治療と思われがちですが、決してそんなことはありません。義手や義足は、軟らかい皮膚に装着して物をつかんだり歩いたりするため、身体に合わない物だと痛みが出たり、うまく機能しなかったりします。そのため理学療法士がつきっきりで指導しながら、身体の一部として機能するように調整していきます。
義歯(入れ歯)も軟らかい歯ぐきの上に装着し、食べ物を噛んだりおしゃべりをしたりするのに使われます。義手や義足と同様、身体に合わない入れ歯を使っていると、痛みが出たり、外れやすくなってしまったりすることも。それを防ぎ機能を改善するために、理学療法士と同じような役割を歯科医師が担い、患者さまと一緒により使いやすい入れ歯を作り、調整していきます。
義歯(入れ歯)の治療というのは、単に歯の形を再現する入れ歯を作ればいいだけでなく、実際には技術と時間が必要な難しい治療なのです。
今お使いの入れ歯が合わない、痛む、噛めない、ガタつく、外れる…そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | 〇 | × | ○ | △ | × |
午前:9:00~13:00
午後:14:30~18:00
△:土曜午後は17:00まで
※月に一度日曜日に矯正日として診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日